赤ちゃん・子どもの湿疹が続くときに
「湿疹がなかなか良くならない」
「良くなってもすぐぶり返す」
このような症状が続く場合、アトピー性皮膚炎の可能性があります。
アトピー性皮膚炎は、特別な病気というよりも 皮膚のバリア機能が弱い体質に、炎症が起きている状態です。
適切な治療とスキンケアを行うことで、きれいな肌を保つことが可能です。
アトピー性皮膚炎とは
アトピー性皮膚炎は
- 湿疹が長く続く
- 良くなったり悪くなったりを繰り返す
- かゆみがある
といった特徴があります。
特に乳児では
- 顔や頭
- 首
- 脇腹、背中
- 肘・膝の内側
- 手首・足首
に出やすい傾向があります。
なぜ起こるのか
原因は大きく2つです。
① 皮膚のバリア機能の低下
皮膚が乾燥しやすく、外からの刺激を受けやすい状態です。
② 炎症
皮膚の中で炎症が起こり、赤みやかゆみが出ます。
この2つが合わさることでアトピー性皮膚炎は起こります。
治療の基本
治療はとてもシンプルで
① 炎症を抑える
② バリア機能を守る
この2つです。
① 炎症を抑える(外用薬)
赤みやかゆみがある場合は
- ステロイド外用薬
- 非ステロイド外用薬(モイゼルト、コレクチムなど)
を使用します。
適切に使用すれば安全で効果的な治療です。
② バリア機能を守る(スキンケア)
皮膚を守るために
- 保湿
- 正しい洗い方
がとても重要です。
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とても大切な考え方
プロアクティブ療法
アトピー性皮膚炎で最も大切なのはよくなってもすぐに薬をやめないことです。
見た目がきれいになっても、皮膚の中では炎症が残っています。
治療の流れ
悪いとき
→ 外用薬でしっかり治す
良くなった後
→ 回数を減らしながら続ける(再発予防)
これをプロアクティブ療法といいます。
当院では、この再発させない治療を大切にしています。
軟膏の量も重要です
アトピー性皮膚炎で最も大切なのはよくなってもすぐに薬をやめないことです。
見た目がきれいになっても、皮膚の中では炎症が残っています。
治療がうまくいかない原因として多いのが軟膏の量が少ないことです。
治療の選択肢について
アトピー性皮膚炎の治療ではステロイド外用薬が基本になりますが、こんな場合もあります
- なかなか間隔をあけられない
- 繰り返し悪化してしまう
- 長期使用に不安がある
そのような場合には
非ステロイド外用薬(モイゼルト、コレクチムなど)を使用することで、安定することがあります。
また
重症の場合には、生物学的製剤(デュピクセント、ミチーガなど)による治療を行うこともあります。
他院で治療中でもご相談いただけます。
お子さまの状態に合わせて、最適な治療をご提案しますので、ご安心ください。
よくあるご質問
Q.ステロイドは怖くありませんか?
適切に使用すれば安全なお薬です。
自己判断で中断する方が、かえって悪化することがあります。
Q.保湿だけではだめですか?
保湿はとても重要ですが、炎症が強い場合はステロイド必要になります。
Q.受診の目安は?
次のような場合はご相談ください。
- 湿疹が長く続く
- 繰り返す
- かゆみが強い
- 夜眠れない
- 市販薬で改善しない
Q.最後に
アトピー性皮膚炎は正しい治療とスキンケアでコントロールできる病気です。
「なかなか治らない」と感じている場合でも、治療方法を見直すことで改善することが多くあります。
気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。